新宿の柿傳ギャラリーにて、9月21日~9月28日まで開催されていた
細川護光さんの陶展へ行ってきました。
世が世ならお殿様?ご本人ともお話をする機会があり、作陶について無知の私に色々と教えてくれました。
作品は茶碗がメインでしたが、あれだけの量の作品を完成させる為に、
どれだけの茶碗を焼いたのか。登り釜で焼く作品は、場所によって出来上がりが全く違うそうで、
失敗に失敗を重ねてやっと陶展に並べられる作品が完成するそうです。
土を触って、薪を焚いて、時間をかけて作品を仕上げる陶芸にとても魅力を感じました。
写真: 柿傳ギャラリー
そしてこのギャラリーにて、第37回モントリオール世界映画祭で
最優秀芸術貢献賞を受賞した「利休にたずねよ」のプロデューサー、
森田大児さんにもたまたまお会いする事ができました。
元々、東映・関西支社の宣伝マンだったという森田さん。
まだ30歳と若く、山本兼一さんの原作に惚れ込んで映画化を申し込んだそうです。
出版社の方も森田さんがただの宣伝マンとは知らず、
プロデューサーと思いOKしたそうで、この話だけでも興味深い。
歌舞伎俳優、市川海老蔵さん主演の「利休にたずねよ」は12月7日に全国公開。
利休が実際に使用した黒樂茶碗も映画で使われているそうです。
河津